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コツコツと人型メカのラクガキをする人間の独り言。本当に独り言。絵は極めて少ない。
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最近、福岡伸一さんの著書「世界は分けてもわからない」を読んでいる。
タイトルはその書の中で出てきた題材のひとつ。
簡単に言うとマップラバーとマップヘイターとは、
マップラバー :客観的な基準(指標)に沿って行動することが好きな人。全体図の見通しながら考える。
マップヘイター:主観的な感覚(直感)で行動することが好きな人。部分部分に着目しながら考える。
みたいなものだと自分は認識した。

最近の自分の性質は明らかにマップラバーである。
全体を考えないと行動に移せない(=描けない)。

「世界は分けてもわからない」内でも
(以下抜粋)
一見、マップラバーのほうが理知的で、かっこよく見えませんか? しかし、実は、マップラバーこそが、方向オンチで、道に迷いやすい。山で遭難するとしたらまずマップラバーのほう。地図上で自分の位置が定位できないともう生きていけない。どちらへ歩き出していいのか皆目わからなくなってしまう。
(抜粋ここまで)
まっっっっっっっっっっっっっっっっっっったくもって、その通りだ。
自分の場合はまず「基準」を考える。「基準を考えること」を考える。『「基準を考えること」を、考える』ことを考える。「『“基準を考えること”を、考える』ことを考える」ことを考える……
といったように、本題から始まって「考えるときの体裁」や「考える上での心持ち」や精神状態まで考え出して、果ては哲学もどきのような本題とはまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーったく関係ないことまで考えてしまうこともある。
ふとした瞬間に無駄なことだと気がつくが、それまで本題以前の基準を必死に考えてしまう。
主観的に「客観的基準を定める」作業が続いてしまうといった具合、か?

「世界は分けてもわからない」によると、生き物の細胞自体は究極のマップヘイター、らしい。
受精卵から細胞分裂で体の器官の元となる細胞に変化する際、ひとつの細胞が変化をすると、それに合わせて周りが空気を読んで変化をしていくらしい。元から「こうなる」と定まっているわけではない。
最終的にはきちんと生き物の形になるわけだが、その体内の細胞は周りに合わせて変化していっただけで(だけと言えどもすごいことだと思うが)、全体の形を細胞がはじめから想定して変化したわけではない、らしい。

体を構成する細胞自体がマップヘイターならば、生き物の本質もマップヘイター(主観的、行き当たりばったり)なのかもしれないなぁ、と思った。
これを読んだとき、感動したと言うほど大仰なものではないが、心にズンと来るものがあった。何というか、観念した。
そして、マップヘイター的な思考で考えたものを形にしてみたいと思った。

てな感じで考えた「自称マップヘイター的思考による発想を形にする方法」

①とりあえず、全体ではなく、ある部分のアイデアを考える。
②ある程度集まってきたら、組み合わせられる、関連づけられるアイデアをまとめる。
③まとめたアイデアからさらに②を繰り返す。
④ある程度固まってきたら、現状で③のアイデアを最大限ひとつにまとめられそうな方向性を定め、使うアイデアを決め、形作る。

といった方法を考えたが、マップヘイター的思考といいながら、ブレインストーミングの発想法にダブるものがあるんじゃないかと思った。

主観的であれ、客観的であれ効率的に形にできる方法を模索していきたい。
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