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最近メカ創作において、壁というかそういった類の障害にぶつかっている。
それは「統一感」というものだ。そもそも統一感とは何だろう?
とう‐いつ【統一】
[名](スル)一つにまとめること。一つにまとめて組織化・系統化すること。また、そのまとまり。「―がとれる」「―を欠く」「国内を―する」(大辞林より抜粋)
「統一感」では出てこなかったので「統一」より。
要は一つのまとまりのある形状にすることがメカにおける統一なんだと思う。
じゃあ何をもって統一とするか?ここが重要だ。
自分は今まで「形状」にこだわってきた。
ある一定の基準を形状に定めて、それを全てのロボの部位に適応させることによって統一感が出るんじゃないかと考えた。実際試すと、それなりにまとまりのある形状になった。当たり前だが。
しかし、このやり方は異質な形状を混じらせることがまったくできない。だからそのロボは形状が整っていてもワンパターンになりやすい。
つまらないのだ。
実際、勢いで描いたアイデアの絵は、そういった形状の統一感などまったく考えていない。だが、なにかしっくりくるときがある。
そういった形状以上の「なにか」で統一感を出すことができたらなぁと思っている。
意図的にアイデアを出しているときの絵のように柔軟な思考で描くことが今の目標だ。
めんどくさい
なぜめんどくさいかといえば、ロボットにギミックを仕込んでいるからで…
我が理想のロボは単純な形状であり、それでいてロマンがある!
と言うことを掲げているが、シンプルにすること=記号に近づいていくことになる。
そのことのメリット・デメリットを考えてみた。
それが何なのか分からない
これはかなり重要なことだ。単純化に単純化を重ねると、その物体自体が何なのかが制作者本人以外に分からなくなってしまう。そうなると構造なり機構を別の絵で解説・説明をしなければならなくなる。これがほんとにめんどくさい!
ただ逆をいえば、それがなんなのか分からないので、先入観を持たせることはない。
なので、見る人のある程度の想像から逸脱した、想像の認識外のことをかませば、びっくりさせることが容易なのだ!
この誰も予想していないことができる、というのはものすごっくロマンがあると思う!
新劇場版エヴァンゲリオン 序のラミエルのビーム発射のギミックは、かなり、かなり興奮した!!
あんな変形誰が予想できよう!
見た目とのギャップ!これは燃える要素になりえます。
そのギャップをうまく生かせたらなぁとかオリロボしか描かない分際でそんなことを思っていたりします。
設定厨といわれようが、前提となる設定は必要だ! と思う。
前提がないと、デザインの芯がぶれやすいとおもっている。また、前提=制約があってこそ、工夫する必要がある部分ができる。そのことで自分のワンパターンから脱却して、新しい形状を模索することができると思う。
とか、硬い文章になったが、最近ふとこんな事を妄想したのでブログにかいた。
「ガンダムなどの人型ロボがなぜ、スロットルやパネルなどの少ない操作で人のような動きができるのか?」
自分は、ロボットのメインカメラから見た映像を中心にコンピュータが自動で動作をすることがパイロットの負担が少ない方法なのかもしれないと考えた。
たとえば、人型ロボに来る攻撃をコンピュータがメインカメラの映像から判別して、コンピュータが自動で機体を制御する、という設定だとする。
そうすると、少ない操作で複雑な動きをロボットがするという疑問が少し解決するのではないかと考えた。
また、360度パノラマでコンピュータが自動制御で動くと、操縦者の認識外(視覚外)からの動作に対して操縦に支障をきたすのではないか。また、限られた視界の方が「不意打ち」などの演出を再現しやすい。なども考えた。
このような設定を前提とするならば、メカは必然的にメインカメラから得た情報に依存してしまう。
だからこそ、メインカメラのある頭部が破壊されると戦闘不能といった状況を招く!
とか、設定一つでそんな妄想を広げることができるのだ。
また、このような設定にした場合、なるべく頭部が破壊されにくい形状とかいろいろデザインの面でもイメージにあった形状を模索するはず。そのような“課題”が発生すると、いろいろ自分で知恵を絞って考える。考えることでデザインのマンネリを防ぐことができる。
…などなど。
個人的に、設定を一つつくって芋づる式にアイデアをふくらませていった方がオリロボをつくりやすいと思う。何にも浮かばないときに好きに描けッていわれても何も描けないから。ネタが浮かばないとホントどうしようもない。
こういうデザインの考え方って、人それぞれだから他の人の考え方も聞いてみたいなぁ。
やっとというべきか、なんとか立体感のある造形へのとっかかりをつかんだ感じ。
あと腕部の形状をやっとこさ脚部に合わせることができた。今までは四角い、ただ文字を力業でくっつけただけだったのを、ちょっと加工してかっこよくすることができた。(昨日貼ったメカの腕を参照してください)
この形状を変えることができた感覚を例えるならば、旧石器時代から新石器時代に移行できた、って感じ。
まぁ、当初のイメージとだいぶかけ離れてしまった。しかし、実験的に組み込むことも大切だと思うが、何より感性との折り合いの付け方が何よりも重要だと思う。
…上の絵が「かっこいい」とは限らないけど。